マージンコールとロスカット
損失を最低限でくい止めるために
FXでは、利益を狙ってポジションを持つことが前提ですが、その一方で損失をこうむるリスクがあることも忘れてはなりません。
レバレッジを効かせると、成功した場合、利益が大きく受けられることになりますが、失敗した場合に損失が大きくなることも考えておきましょう。
投資家が巨額の損失をこうむってしまうまえに、FX業者の多くでは
- マージンコール
- ロスカット
というルールを採用しています。証拠金が底をついてしまう前の、いわば安全装置ともいうべきシステムで、どの時点で発動されるかはFX業者によって違います。
また、このルール自体がないFX業者もありますが、初心者であれば、このルールがあるところを選んだほうが良いでしょう。
マージンコール
証拠金が一定の%を割り込んだときに、FX業者から発せられる警告です。
どの%で発せられるかは、FX業者によって異なります。
≪例≫
証拠金の60%でマージンコールが発せられるFX業者。
最初に100万円の証拠金を入れたが、損失が40万円以上になったため、マージンコールが発せられた。
マージンコールを受けたら、投資家は以下のどちらかの行動をとらなくてはなりません。
- 追加で、証拠金を入金する
(この場合、マージンコールが発動されなくなる、60万円まで入金) - 取引終了として、ポジションを決済する
詳細はFX業者によって異なりますが、証拠金の追加は約1日の猶予があり、タイムオーバーになると自動的に決済されるところが多いようです。
FX初心者がマージンコールを受けたら、あわてて安易に追加金を入れるよりは、もう一度、取引のやり方を見直すなどしたほうが良さそうです。
ロスカット
マージンコールから、さらに進んだ損失対策です。
証拠金がある%を割り込むと自動的に決済されるルールで、マージンコールへの対応がない場合などに、FX業者側で強制的に発動します。
損失確定の決済ですので、投資家としては損をした気持ちになりますが、それ以上損失がふくらんでしまうよりは良いのではないでしょうか。
利益を狙いつつも冷静に損切りをしていくことが、FXでは大切です。
ストップロス(損切り)とロスカットの違いは?
FXの取引において、ストップロス(損切り)とロスカットという、2つの損失確定決済があります。この違いは、
- ストップロス(損切り) = 投資家がすすんで損失を限定させる
- ロスカット = FX業者が強制的に損失を限定させる
ということに他なりません。
もちろん、一般的にロスカットラインが“損失が許される最高ライン”になりますので、それ以前に投資家自らストップロス(損切り)に踏み切る姿勢は大切です。
「ロスカットになるまで、ストップロス(損切り)せず、粘ろう」などという考えは、成功する場合もありますが、失敗する場合もあるのです。
読み違えたときに、それを素直に認め、早めにストップロス(損切り)に移行する重要性も考えておきましょう。







